※この記事は2019年に掲載されたものです。
2018年に発表されたMacBookを購入しようと思い、個人的にスペックや使い勝手の検証・比較をした結果をまとめていました。せっかくなので記事にしようと思います。
もちろん、 MacBook選びは個人の使用用途の違いや、こだわりなどがそれぞれ違いますので、一概に「これがいい」「これが悪い」などとは言えません。参考程度にしてください。
また、稀に使ってもいないのに「使いやすい」とか「使いにくい」とか言っている方が一定数いるようですが、本記事はしっかり触ってみて思ったことや、スペックなどの数値から考察したものですのでご安心ください。
主な使用用途
まずは、自分の MacBookの使用用途を軽く紹介します。
- サイト管理、デザイン
- 記事の執筆
- プログラミング(Python・C言語・HTML・CSS・Swiftなど)
- 文書作成(Word・Excel・PowerPointなど)
- 画像編集
- (ごく稀に)動画編集
- 仮想環境を構築して遊ぶ
- 普段使い(動画視聴、ネットサーフィンなど)
- その他色々
まあざっとこんな感じです。
Windows機を買わなかった理由
自分自身、「それ、Macじゃなくても良くない?」と思いましたが、今回Windows機を選びませんでした。
なぜなら、もうすでにあるからです。2016年に完成、2018年に大幅改良した自作パソコンをメインに使っています。
ただ、自作パソコンはデスクトップですので、ノートパソコンが必要だったんです。Microsoft社のSurfaceシリーズとも悩みましたが、うちはiPhoneやiPadなどのApple製品の普及率が高いので 「MacBookの方が相性的にいいのかな?」と思い、Windows機を購入しませんでした。
それに、Windowsが必要になったらBoot Campなどの方法を使って簡単にWindowsをインストールして使用できますから、特に心配しなくてもいいかと思われます。
個人的に重視するポイント
- バッテリー持ち、充電速度(最重視)
- 画質(最重視)
- 安定性(重視)
- 薄さ、軽さ(まあまあ重視)
- 生体認証(まあまあ重視)
- 値段(まあまあ重視)
- (長く使いたいので、できれば)2018年モデルのどれか
- Appleロゴが光ってほしい(ただの願望)
バッテリー持ちや充電速度を一番重視します。その次に画質(Retina対応など)です。
よく外で使うことがあるので、一応薄さや軽さを考慮していますが「リュックに入って、片手で持つことができる」くらいの基準です。
生体認証については「あればいいな〜」程度の気持ちです。Apple製品の場合は「Touch ID(指紋認証)」と「Face ID(顔認証)」ですかね。
Appleロゴは光っても光らなくても正直気にしないのですが、昔からMacBookに触れる機会が多かった自分にとっては、Appleロゴが光らないのは少々名残惜しいものです。
候補
購入する際に悩んだ候補を一気に紹介していきます。スペックはAppleの公式サイトを見てください。
MacBook Air
2018年発売のRetina対応モデルです。
最有力候補でした。個人的に素晴らしいと思った部分は、
- Retina対応
- バッテリー持ち、充電速度
- Touch ID搭載
- ちょうどいいサイズのトラックパッド
- 薄さ、軽さ
- 楔形のデザイン
- Touch Barなし
- 程よいスペック
- T2チップ搭載
です。自分はトラックパッドが大きいと間違えて操作してしまう系の人なので、このサイズ感は完璧でした。
学生にとっては、MacBook Air本体と一緒に財布までAirになってしまう価格設定でしたが、一応予算範囲内だったのでちょうど良かったです。欲を言えばもう少し安くしてほしいですが、為替や原材料の価格高騰などで仕方のないことかもしれません……。
そしてTouch Bar未搭載でTouch IDだけが搭載されているところ、これが完璧。Touch Barに関してはネットで賛否両論あり、実際何度か店頭でいじってみましたが、自分には向いていないと感じました。
MacBook ProもTouch BarなしでTouch IDだけを載せてくれたらな〜と思います。
実際に店頭で触ってみましたが、従来のMacBook AirとMacBook Proを足して2で割ったような印象でした。第3世代バタフライキーボードは慣れれば使いにくそうな感じはしません。そして楔形のデザインのおかげで、手首に負担がかからないのがとても良かったです。
ただ、MacBook ProのようにUSB-Cポートが左右に2つずつ搭載されていれば満点でしたが、そこはProとの差別化や薄さを考慮して左側だけの搭載にしたのでしょう。
MacBook
次は無印のMacBookです。
個人的に気に入った部分は、
- 薄さ、軽さ
- バッテリー持ち、充電速度
- Retina対応
- 価格
- サイズ感
です。コンパクトなサイズが持ち運びする自分のスタイルにピッタリでした。おそらく新型MacBook Airの登場が遅かったり登場しなかったりした場合は間違いなくこれを購入していたと思います。
ただ、Touch IDがない点と、搭載されているキーボードが故障することで有名な第2世代バタフライキーボードだったところが残念でした。キーボードに関しては「誤入力が多発する(押してないのに反応する)」「キーが沈んだまま戻ってこない」「打ちにくい」「ていうかそもそも反応しない」などの評判を聞いて青ざめました。「Appleさんこれ大丈夫なの……?訴えられるんじゃない?」と思って検索したら案の定訴訟されていました。
店頭で触ってみた感想ですが、やはりコンパクトなサイズが印象的でした。そして驚いたのがUSB-Cポートが一つしかないところ。流石にこれはアウトでした。
MacBook Pro
そして最後、圧倒的な性能と価格のMacBook Proです。
個人的に気に入った部分は、
- 圧倒的な性能
- TrueTone対応、Retina対応
- GPU搭載(CPU内蔵でない)
- 左右2つにあるUSB-Cポート
- T2チップ搭載
です。さすがProです。お値段もスペックも最高レベル。フルカスタマイズ(フルスペック)したら約80万円。ただ、個人的にはさすがにここまでの性能は不要でしたので、購入するなら最下位モデルかなと思っていました。
カスタマイズ可能なTouch Barは、確かに気になりますが、先述したように自分には不要です。GPU搭載なのは素晴らしいと思いました。たくさん動画編集する方や、MacBookでもゲームをプレイしたい方にはピッタリだと思います。
何よりも、左右にあるUSB-Cポートではどこに充電ケーブルを挿し込んでも充電可能であり、コンセントの位置で困ったり、無理やり曲げてケーブルに負荷をかけたりすることはなくなりそうです。ハブを使っても、USB-Cポートの数に悩むことはないでしょう。
結局MacBook Airを購入
この候補の中からMacBook Airを購入しました。自分の場合、次のような構成で購入しました。
- 1.6GHzデュアルコア第8世代Intel Core i5プロセッサ
- 16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ
- 256GB SSDストレージ
- Intel UHD Graphics 617
- シルバー
自分はBoot Campを使わず、Parallels Desktopを使ってmac OS内にWindowsをインストールするという方法を使うため、メモリを8GBから16GBに換装。ストレージは外付けHDDとオンラインストレージの併用でまかなえるため、256GBで十分だと考えました。
色は新色のゴールドにしようか悩みましたが、Apple製品を並べてみたところ、ほとんどがシルバーだったのでそれに合わせてMacBook Airもシルバーにしました。
使用してみての感想は、また別の記事で書こうと思います。
まとめ
僕はMacでしか使用できないアプリ(XCodeやFinal Cut Proなど)を使うためや、iPhoneなどとの相性を考慮してMacを購入しましたが、正直「どれを選べばいいですか?」という方は買わないほうがいいと思います。
なぜなら、目的がはっきりしていないままMacを購入しても結局使わずホコリかぶっておしまいだからです。もちろん全ての人がこれに当てはまるわけではないかもしれませんが、普段使いならiPhoneやiPadでも十分だし、ゲームがしたいなら素直にWindows機を買うべきです。
画質がいいものが欲しいならWindows機と4Kディスプレイを買ったほうが安く済むかもしれません。
「このアプリ使いたいのに、Macでしか使えないから買う!」「仕事や学校でMacを使う」「新宝島MVの演出に使う」など、明確な目的がある方にMacをオススメします。