Microsoft Office 2019 for Macを買ってみたのでレビューします。
以前のバージョンではWindows版との互換性に問題があったり、起動速度がめちゃくちゃ遅かったりと問題だらけでしたが、果たして2019で改善されたのでしょうか?
ダウンロード・インストール
Microsoftの公式サイトや他のガジェットブログさんなどに詳しいインストール方法は書いてありますので、ここでは簡単なインストール方法を説明します。
App Storeからダウンロードできる
ついこの前、MacのApp StoreでOffice 365がリリースされました。
Office 365を使っている人は公式サイトからダウンロードせずにMac App Storeでダウンロードした方がインストールやアプリの管理がやりやすいと思います。
公式サイトからダウンロード
いつも通り公式サイトからダウンロードすることもできます。
下記のページで詳しいダウンロード方法が記載されていますのでそちらをご覧ください。
Office 365 または Office 2019 を PC または Mac にダウンロードしてインストールまたは再インストールします。
起動速度や互換性問題について
起動速度はとても速くなっていました。環境にもよると思いますが、自分が使っているMacでは起動時間はだいたい3秒から7秒くらい、バックグラウンドで負荷がかかった状態で10秒くらいでしたので、かなり改善されたと思います。
互換性については、あまり改善されていないという声や改善されたという声が両方あがっていますが、正直自分はWindowsとのファイルのやりとりが少なく、あまり気にしていません。
念の為、Windows版のOfficeとファイルのやりとりをする方は気をつけたほうがいいかもしれませんね。
新機能について
あまり進化していないように見えますが、地味に便利な機能がいくつか追加されていました。
新機能の説明と、個人的に思った感想を記載しておきます。
翻訳機能
Word・Excel・PowerPointで使用できる新機能です。「校閲」の中に「翻訳」が追加され、Microsoft Translatorを利用した文章の翻訳が簡単に行えます。文章を選択して翻訳をクリックすると、自動で翻訳されます。
Microsoft Translatorだけでなく、Google翻訳にも対応してくれたら満点なんですけどね。
アイコンの挿入
Word・Excel・PowerPointで使用できる新機能です。「挿入」の中に「アイコン」が追加され、500個ものアイコンが利用できるようになっています。
アイコンは挿入した後、アイコンを選択してドラッグするだけで自由に動かすことができ、扱いが非常に簡単でいいと思いました。アイコンの数もとても多く、全て使いこなすのには時間がかかりそうですが、とても便利な機能です。
読み上げ機能
Wordで使用できる新機能です。「校閲」の中に「読み上げる」が追加され、文章のチェックなどに役に立ちそうな読み上げ機能が利用できます。
便利なのか不便なのか複雑ですが、人間の脳には「自動修正機能」があるみたいで、文章中にある多少の誤字脱字は勝手に脳内で修正されてしまいます。そのせいか、誤字脱字を探すのはとても大変です。
そんな時は「Word」に文章を読み上げてもらいましょう。誤字脱字があると「ん?」と気づくのでとても便利です。
手書きで文書に書き込める
Word・Excel・PowerPointで使用できる新機能です。「描写」からペンやインクの色を選ぶことができ、マウスやペンタブなどで直接文書に書き込めます。
注釈やメモを気軽に書き込むことができ、さらには図形まで手書きで書き込むことができます。
Macにペンタブを接続して使ってみたところ、とても簡単に図形を描くことができました。下手なので見せませんが。笑
個人的にはiPadで使っていきたい機能です。
関数とグラフの追加
またExcelに関数が追加されました。関数が多すぎて使いこなすのが大変です。笑
追加された関数は下記の通りです。簡単な説明も載せておきます。
- CONCAT(短いため入力が簡単になり、セル範囲もサポート)
- IFS(指定した順に条件がテストされ、結果に応じて異なる値を返す)
- MAXIFS(範囲内の最大数を返す)
- MINIFS(範囲内の最小数を返す)
- SWITCH(順に式をテストし、最初に一致する結果を返す。一致する結果がない場合は、「else」を返す)
- TEXTJOIN(複数の範囲のテキストを結合し、各アイテムを指定された区切り記号で区切る)
追加されたグラフは下記の通りです。こちらも簡単な説明を載せておきます。
- マップグラフ(地図に表示したい部分を選択すると地図に反映される)
- じょうごグラフ
PowerPointが蛍光ペン対応に
PowerPointで使用できる新機能です。Wordと同じ蛍光ペンがPowerPointでも使えるようになりました。文章を強調させたいときに活躍しそうです。
また、ズーム機能にも対応したようです。
外見について
Mojaveのダークモードに対応しており、黒を基調とした画面になっていました。
「環境設定」→「全般」→「個人用設定」の中にダークモード使用中でも従来のカラフルなテーマに変更することもできます。
もともとあのカラフルなテーマが好きだったのですが、黒っぽい画面もなかなか気に入りました。本当は確認だけして元のテーマに戻そうと思っていたのですが、目の疲れや消費電力を考慮してそのままにして使っています。
Windows版から来た人はもちろん、以前のバージョンを使っていた人は慣れるまで少々時間が必要かもしれません。
まとめ
自分が一番よく使うのは「Word」なのでWordメインの記事になってしまいましたが、Office 2019では地味に便利な機能が追加されています。
個人的には
- ダークモードに対応した画面
- アイコンの挿入
- 読み上げ機能
- 手書き対応
がとてもいいと思います。他にも様々な変更点や新機能があると思いますが、自分が気になった新機能はこんな感じです。
体験版がありますので、気になったらとりあえずダウンロードして使ってみてください。