ノートパソコンの消費電力を減らす方法

Windows
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主にノートパソコンの消費電力を抑える方法について解説します。おまけと言ってはなんですが、メモリー(RAM)の使用量を減らす方法も併せて解説します。

メモリーの使用量を減らすことは消費電力を抑えることに効果的です。「バッテリー消費が激しくなってしまった」「メモリーの使用量が半端ない」という方はぜひ実践してみてください。

MacBook(macOS)をメインに扱いますが、Windowsでも試していただける内容ですのでご安心を。(操作方法が若干違うかもしれませんが)

 

まずバッテリーの劣化を確認しよう!

OSの設定などをいじる前に、まずノートパソコンのバッテリーの劣化具合を確かめておきましょう。バッテリーがヘタっているのに、どれだけ設定を改善してもあまり効果は期待できません。

特に電源を抜くと一瞬でシャットダウンする場合などはバッテリーが死んでいる可能性が非常に高いです。最近、徐々に改善されてきているとはいえ、バッテリーは消耗品です。数年で必ず寿命がきますから、無理に使おうとせず、素直にバッテリーを交換してしまった方が手っ取り早いです。

調べる方法(Windowsの場合)

Windowsの場合、メーカーによってはバッテリーの劣化を調べてくれるソフトがプリインストールされていることが多いです。メーカーが用意したソフトがある場合は、そちらを利用した方が正確な情報を入手できるでしょう。

もし、「OSをクリーンインストールしてしまった」などの理由でメーカーの用意したソフトがなくなってしまった場合や、見当たらない場合は外部の無料ソフトでもバッテリーの劣化具合を確認できます。

筆者の場合は「Yuryu’s Battery information」(ソフト名をクリックするとダウンロードサイトに飛びます)というソフトを利用しています。無料でインストールでき、ネット上にも使い方が詳しく紹介されています。バッテリーの劣化を確認したいだけなら、左下の「容量」という項目内に記載されているバッテリーの容量を確認するだけで、バッテリーがどれだけヘタっているかわかります。

調べ方(Macの場合)

MacBookはもっと手軽にバッテリーの劣化具合を調べることができます。

  1. option(⌥)キーを押しながら、画面左上のリンゴマークをクリックすると、「システム情報」という項目が表示されますので、それをクリックします。
  2. 右のメニューから「電源」を選択すると、バッテリーを中心とした電源に関する情報が一気に表示されます。この画面でバッテリーの劣化を確認できます。

バッテリーが劣化していたら……

もし、バッテリーが劣化していたら、メーカーの公式サイトでバッテリーの交換サービスを申し込みましょう。Windowsはメーカーによって価格や申し込み方法などが異なりますが、MacBookの場合はAppleがバッテリーサービスを提供しています。AppleCareに加入している場合や、保証期間中は安い価格で交換してもらえますが、保証対象外の場合は1万円〜2万円台で新品と交換してもらえます。

 

基本的なことをやってみよう!

バッテリーがヘタっていないにも関わらず、バッテリーの消費が激しい場合は次のことを試してみましょう。

  • ディスプレイの輝度を下げる。
  • キーボードのバックライトをOFF、または輝度を下げる。
  • 使用していないアプリを停止させる。
  • バッテリー消費が激しいアプリを停止させる。
  • パフォーマンス設定を「バッテリー優先」に変更する。(性能と引き換えに消費電力が削減されます)
  • Wi-FiやBluetoothを利用していないときはOFFにする。
  • 使用していない周辺機器を取り外す。
  • パソコンの動作がもっさりしている場合は再起動してみる。
  • ノートパソコンでスマホを充電しない。(スマホが充電される分だけノートパソコンのバッテリーが減っています。コンセントから充電しましょう)

ディスプレイやキーボードのバックライトは下げておいた方がバッテリー持ちは改善されます。また、ディスプレイに有機ELを使用している場合はダークモードなど、黒を基調とした画面にすることでバッテリー持ちを改善できます。

使用していないアプリをいつまでも立ち上げておくのはバッテリーに悪影響。直ちに停止させましょう。また、バッテリー消費が激しいアプリもなるべく停止させましょう。どうしても使用したい場合は仕方ありませんが、アプリの使い方や設定を変えることで改善する場合もあります。

Wi-FiやBluetoothも使用していないならOFFの方がいいでしょう。Bluetoothは近年改良されており、待機中はほとんとバッテリーには影響がないなどと言われていますが、少しでもバッテリー持ちを改善したいならOFFにしておくのが吉。セキュリティー面でもある程度効果的でしょう。

 

ブラウザの消費電力とメモリー使用量を抑える

これは、特にChromeを利用している場合に効果的な方法です。近年、Chromeはバッテリー周りをかなり改善してきましたが、MacにおいてはSafariの方が消費電力に関してはかなり優秀であり、バッテリーを少しでも抑えたい場合はSafariを利用するといいでしょう。

使用していないプラグインや拡張機能がある場合はアンインストールもしくは無効化し、キャッシュ等も削除しておきましょう。

また、知り合いに恐ろしいほどChromeのタブを開く人がいるのですが、いくらブラウザ側が改善しているとはいえ、かなりバッテリーやメモリーに負担をかけてしまっています。タブをたくさん開きたい方はプラグインの導入や設定の変更等で改善するとより効果的です。

プラグインを導入してみる

普通に考えると、プラグインを導入することで負荷がかかって消費電力が増えるという思考になりますが、実は消費電力を削減するためのプラグインもあるのです。

「The Great Suspender」で利用していないタブを自動的にサスペンド(休止状態にすること)したり、「OneTab」で重くなったChromeを一気に軽量化したりすることで、消費電力とメモリーの使用量を抑えることができます。

個人的にはOneTabがおすすめです。タブをリスト化して保存しておくことができますから、後で見返す時などにも使えます。

Firefox版もありますよ!

ここまで散々Chromeに触れてきましたが、上記のプラグインはFirefox版もあります。Firefoxもなかなかバッテリーとメモリーの消費激しいブラウザですから、インストールしておいて損はないと思います。「The Great Suspender」も「OneTab」も、Chromeと機能は同じです。

 

クラウドストレージの同期を一時停止

Dropboxなどのクラウドストレージを利用している人は、常に同期する必要がない場合は同期を一時停止することで消費電力とメモリー使用量を抑えることができます。リアルタイムに同期してくれるのは非常に便利ですが、特にリアルタイム性を重視しない方は手動で同期するか、定期的に同期を一時停止することでバッテリー持ちを改善することができます。

 

発熱を抑える

ノートパソコンやスマートフォンなどで幅広く利用されているリチウムイオンバッテリーは熱に弱いという話は有名です。「CPUなどが熱を出すのに、バッテリーが熱に弱いとは」とツッコミたくなりますが、充電が早いことや、長持ちすることなど、デメリット以上にメリットが大きいという理由があります。

筆者がバッテリー関連で心掛けていることを記載しておきます。これはAppleのバッテリーに関するサイトや、その他ネット上からかき集めた情報と、筆者の経験に基づいています。

  • 満充電されている状態で負荷をかけない。(満充電されたバッテリーは特に熱に弱い状態になっています)
  • 極端に寒いところや暑いところで使用しない。(10℃以下や35℃以上の気温下でバッテリーの劣化が早くなります)
  • 充電中に負荷をかけない。(充電中に高温になると劣化が早くなります)
  • バッテリー残量は基本的に20%〜80%にしておく。(過放電・過充電を防ぐことで劣化を遅らせます)

よく、「OSがバッテリー残量100%になったら自動で充電を停止するから劣化しない」などという話を聞きますが、あれはデタラメではありませんが、少し論点がズレているような気がします。満充電されているバッテリーは特に熱に弱い状態になっていますから、「充電を止めた」だけではあまり効果はないでしょう。大事なのは、残量がほぼ満タンの時に熱を与えないことです。

 

まとめと余談

ここまでノートパソコンの消費電力を抑える方法とメモリーの使用量を抑える方法を併せて解説してきました。メモリーの使用量を抑えるということは負荷を軽減するということですから、間接的にバッテリー持ちの改善につながるでしょう。特にブラウザ周りはメモリーの使用量が大きいですから、プラグインや設定など、これまでの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

そして、これは完全に余談ですが、新型のMac Proが発売された時、最大1.5TBのRAMが注目を浴びました。その際、Twitterなどで「これでようやくChromeが使える!」や、「やっとChromeの推奨スペックPCが発売された」などという皮肉が個人的にツボです。筆者もChromeを使いたいので、Mac Proのフルスペックを購入してくださる方を募集しています。

それではまた。

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